今回は健康診断にまつわる『数値の話』です。
おもいきりモトクロスをするには健康体であることが前提で、トレーニングするのはいいとして、それ以前に生活習慣で健康をキープしなければならない。
MTBダウンヒルで世界チャンピオンになった50歳のとき、「そろそろ50歳だし」ということで人間ドックを受けたら、
驚いたことに「中性脂肪」と「悪玉コレステロール」「尿酸値」などの数値がぶっちぎりに悪かった。
なぜ「驚いたことに」かというと、普段から運動をしているし、太ってもいないし、当然自覚症状もないので、単純に不思議だった。
しかしながら原因は必ずあるわけで、脂質異常(中性脂肪、悪玉コレステロール)の各数値が上がる原因は色々あるが、毎日の食事から見直し、「塩分・糖分・脂肪分」の量と質に注意した。尿酸値はこのままいくと間違いなく痛風になるので、それまで毎日だったビールを隔日にし、代わりに本格焼酎ベースのホッピーを飲むことにした。(休肝日のことは考えていません)
以来、人間ドックを毎年、さらに半年ごとに血液検査をして観察してきた。ビールの量が減ると尿酸値もすぐに下がり、これはOK。しかし脂質異常については、数値は少しは下がってもなかなか決定的には下がらず「あとは一体何ができるのか」悩んだりもしたが、とにかく「塩分・糖分・脂肪分」の適量にこだわり続け、先日の検査で初めてオール合格数値となった。
苦節13年。
長い道のりだったが、これからも油断せず、長くモトクロスを楽しめるよう清く正しく美しく、、、と言いながら、今夜は祝杯にシャンパンなどいただきます。